IMA コラム
団地再生とグッドデザイン賞受賞(新生「ひばりヶ丘」での連続受賞)
10月31日、今年のグッドデザイン賞の発表があり ひばりヶ丘団地再生事業の一環として、マンションに併設された |
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マンション付属の2階建ての建物内に、「8K(キッチン)」「ICHI-BA(ショップ)」「WORK SPACE(仕事場)」の3区画を創り、地域住民が自由に活動できるスペースができあがりました。これはここ数年来この街の各街区で提案した「まちポイント」の1つとなるものです。 |
公団ひばりヶ丘団地
日本住宅公団(現:都市再生機構)の大規模団地「ひばりヶ丘団地」(2700戸1959年(昭和34年)完成)は、老朽化に伴い順次建替えられて東半分に集約され、残された西半分の「団地再生」を民間の提案によるPPP事業(パブリック・プライベート・パートナーシップ)として公募したものです。当社は民間事業者とともに、各街区にコンビニ・小公園・学習塾・子育て施設などの「まちポイント」を設け「まちポイントを繋げる」をテーマに提案し、都市再生機構より選定されました。それが2016年のグッドデザイン賞につながり、続くこの街区も
今回2018年の受賞のはこびとなったわけです。
原稿は「コンマカフェ」で
この稿を書くに当たって新生「ひばりヶ丘団地」を再訪しました。旧団地の53号館は天皇皇后両陛下が皇太子時代に訪ねられた建物として記念に残されています。また2階建てテラスハウスの118号館は改修され外観そのままに天井の高い「カフェ」として運営されています。
その一画に腰掛けて、出された珈琲を味わいつつパソコンを開き書くこと1時間、原稿を終えた頃にははや秋の陽も傾きかけていました。
ちなみに店の名前は「コンマカフェ」。文章のコンマ「,」のように「段落」「一休み」という意味だそうです。
私たちの仕事には「一休み」はありませんが。
(風琴子)