IMA コラム
都心連節バス(BRT)試乗記
カテゴリ: 趣味
作成日:2021年08月26日(木)
東京2020大会を契機として、晴海から都心まで大量の人員輸送を行うために開発された 早朝6時50分発の虎ノ門ヒルズビジネスタワーが出発点。 この建物の1階にバスターミナルはある。定時少し前に到着しその全容を写真に収め、早速パスモにて乗車するもお客さんは私のみの貸し切り状態である。 定刻になり運転手さんと私のみで出発進行! |
車内を見回すと内装はグレーで抑えられ、天井は明るい白、黒に近い色の座席にオレンジ色の手すりが
アクセントカラーとなる車内である。
特徴ある連結部はターンテーブルとホロが金属的な輝きで近未来的な雰囲気を醸し出している。
圧巻はカーブを曲がるとき。左に曲がるにはまず右に大きく振り込んでから左折に入ると
窓を通して車内と車外が同時に視界に入り、それがシャッターチャンスとなる。
日頃見慣れた虎ノ門や新橋の街が、まるで海外の街並みのように見えるのが不思議である。
車は新しくできた環状二号線に入る。
私の興奮をよそに、新橋駅で通勤客と思しき2,3人が乗車し、次の停留所で下車し、
再び乗務員と私だけとなった車体は運河を渡り晴海へと進んでいく。
やがて晴海のターミナルに到着し、このミニエクスカーションは終わった。
所要時間約30分、料金220円。
連節バスは国内にはすでに千葉幕張新都心や神奈川湘南台にもあるという。
ただ道路網が複雑な都心で運行開始されたのは画期的であるといえよう。
そして何といってもその都心ターミナルが我が事務所の設計監理になる超高層
「虎ノ門ヒルズビジネスタワー」であることもささやかな誇りでもある。
(鉄子の部屋)