IMA コラム
「都市づくり研究所」発信!
このホームページのコンテンツに新しく「Urban Lab.」のコーナーが追加されました。
「IM Column」は所員が常日頃考えたり体験していることをリレー形式でつづっていくのに対し、「Urban Lab.」は建築と都市に関連するまとまったテーマを論文形式で展開するコーナーです。 第1回は「震災による復興都市計画」、第2回を「時間軸でとらえた2つの都市」として、今後四半期にごとに追加していく予定です。都市計画あり、再開発あり、海外視察ありのバラエティに富んだコーナーにしたいと考えています。 第1回の「震災による復興都市計画」は現在数社で行っている「復興都市研究会」の成果の一部として、被災した海岸地域と高台移転を結ぶ立体都市公園を模索する考え方を述べています。 第2回の「二つの都市」とは戦後大規模ニュータウンとして始まった「多摩ニュータウン」と「つくば研究学園都市」を時間軸でとらえ比較しながら、今後開発途上国からの都市計画の依頼があった場合にどのように応えていくかを考えたものです。 秋には第3回を上梓する予定ですが、都心部の再開発の報告か、海外視察による最新情報か、現在考え中のところです。 これらのプロジェクトの実現は、一建築事務所の枠を超えて、多くの専門家との連携でなければ実現しえないものです。月に一度研究会を催しながら、三国志の豪傑たち?のように気炎を上げている現状です。今後その中で生まれたいくつかのプロジェクトも皆さんに発表できることと思います。 建築物の寿命に比べて、「都市づくり」の営みは長く、それにかかわる技術者の人生をはるかに超え、息の長い取り組みが必要です。また関わるフェーズも骨格から枝葉まで様々な場面があり、その中でも全体を見据える眼を養わなければならないと思います。 この8月にはまた一つ都心の再開発が完成します。 (広報子) |