IMA コラム
美術館めぐり@清春芸術村
先日、新宿から特急を利用して約2時間半、JR中央線の長坂駅(山梨県)から車で10分ほどの場所にある
「清春芸術村」に行ってきました。清春芸術村は白樺派の作家たちと所縁の深いアートスポットで廃校になった小学校の跡地に作られた広い芝生の敷地内には谷口吉生氏が設計した清春白樺美術館やルオー礼拝堂をはじめ、パリで有名なアトリエアパート「La Ruche」を再現したものや安藤忠雄氏の光の美術館などいくつもの建築物が立ち並び不思議な空間を作っています。
清春白樺美術館にはフランスの画家ルオー作品を常時所蔵しており、私が訪れた時はそれ以外にも白樺派の画家岸田劉生や梅原龍三郎などの作品や、作家の武者小路実篤や志賀直哉の書画、あの『白樺』の創刊号から最終号を含む貴重な資料や作家の直筆の原稿も展示されていて、アート好きだけでなく文学好きな方も楽しめる展示内容でした。
こちらは藤森照信氏の「茶室 徹」。茶室を支える檜は樹齢80年のものだそう。 山梨といえばフルーツやワイン、アウトドアなどが有名ですがアートな山梨にも触れられてとても興味深い旅でした。 <anna> |