IMA コラム
日本の「タウン」は「まち」ですが、ミャンマー語では「山」なんです。
ミャンマーでの当社の最初のプロジェクトであるヤンゴンのオフィス街での超高層ビル設計は、ヤンゴン都心部の「まちづくり」をリードする役割も担った仕事です。また、長期的・広域的視点に立ってミャンマーの国土全域の均衡ある発展を目指した国土形成シナリオづくりについて、2番目のプロジェクトとして都市づくり研究所で取り組んでいます。(「二都物語研究会」の活動としてアーバンラボVol.2・Vol.4で報告) |
美術館めぐり@清春芸術村
先日、新宿から特急を利用して約2時間半、JR中央線の長坂駅(山梨県)から車で10分ほどの場所にある
「清春芸術村」に行ってきました。清春芸術村は白樺派の作家たちと所縁の深いアートスポットで廃校になった小学校の跡地に作られた広い芝生の敷地内には谷口吉生氏が設計した清春白樺美術館やルオー礼拝堂をはじめ、パリで有名なアトリエアパート「La Ruche」を再現したものや安藤忠雄氏の光の美術館などいくつもの建築物が立ち並び不思議な空間を作っています。
グランビル・アイランド(カナダ視察報告)
バンクーバーの南部にあるグランビル・アイランドは不思議な島である。「島」といっても一部で陸続きとなっているのだが、工場のバラックのような建物をそのまま使ったもので、上には高架道路が走り、街の中には「現役」のコンクリート・プラントが稼働し、アスパラにデザインされたミキサー車が行きかう。そんなショッピングセンターなのである。 |
うさぎ島
瀬戸内には『神社と鹿の島』や『アートが散らばった島』など個性豊かな島が沢山あります。僕の大学はそんな島々が身近にあるような場所で、大学生活とは違った非日常を感じに島めぐりを楽しんでいました。今年は卯年ということもあり、僕が一番好きな島についての思い出を書きたいと思います。
その島は通称ウサギ島と言われる大久野島という場所です。忠海港という小さな港からフェリーに乗り、その島に向かいます。島に着くと沢山のウサギが迎えてくれます。ウサギの起源にはいろいろな説があるみたいですが、島に放されたウサギが繁殖し、今では300匹ほどになるそうです。人懐っこくどんどん足元に集まってきました。
しまなみ海道の自転車旅
初秋のしまなみ海道にサイクリングに行ってきました。
この海道は岡山県の尾道から始まり、瀬戸内海をはさんで愛媛県今治へと至る、全長約70kmの道路です。「海の道」というくらいなので、瀬戸内海の島々を結ぶ橋を通っていくのですが、その橋のほとんどに自転車、歩行者専用道路が併設されています。本州から四国まで、自転車で海上を渡って通過することができる、とても珍しいサイクリングコースです。
電車を乗り継いで尾道に到着。自転車は輪行袋に入れることで乗車することができますが、それでもかなりの大きさなので満員電車は避けていきました。尾道は小津安次郎の「東京物語」や大林宣彦の「 尾道三部作」など、映画の名場面として印象的な坂道が登場している街です。坂道を登っていくと、景色が開け、瀬戸内海やそこに浮かぶ島々が眼前に現れてきます。これから向かう島々を確認しつつ、その日は尾道に一泊。
「上海散策」 中国リレー報告-2
上海視察の自由時間を利用して古き良き上海をもとめて街歩きに出かけた。歴史あるファサードの並ぶ外灘の様式建築をそぞろ歩き、人民広場まで足を伸ばした。
この広場は古くは上海競馬場であり、その跡地に大規模な公園と都市計画展示館、上海大劇院などの近代建築が新築されている。その一画に旧競馬場クラブの建物が残されており、現在「上海美術館」として開館されている。
設計はスペンス・ロビンソン・アンド・パートナーズで1933年とある。英国風ネオゴシック様式の建物が保存されている。入り口は?というとずっと後ろに回れといわれる。美術館入口は回りこんだ裏側にあった。
犬島アートプロジェクト
今回は犬島という瀬戸内海の小さな島への旅の話です。
岡山側から船で5分程の所にある犬島では近くの直島に続いて、新たにアートプロジェクトを展開しています。定期船で島に近づくと煉瓦作りの煙突が見えてきます。
煙も立たず、崩れかけた古い煙突群は異様な風景にさえに思われました。
島には100年前に建設され、かつて日本経済を支えていた銅の精錬所の遺構が残っているのです。銅生産が盛んな時代は一時的に人口が増え賑わいを見せましたが、現在は大幅に減少し、残された工場跡や大煙突が独特な景観を生んでいます。