尊敬できること

先月嬉しいニュースが飛び込んできました。
弊社のＯＢであるＨさんが京都造形芸術大学陶芸コースを卒業したとのこと。
彼は71歳になりますが陶芸が好きで６年間通信学部に通い続けました。
仕事をしながらも、さらに一時大病を患い長い闘病生活を送りながらも 探求し続ける姿勢は本当に尊敬します。
これが彼の卒業制作です。

作品のタイトルは、「住家追懐（じゅうかついかい）」です。

この言葉は彼の造語だそうで、曰く 「住家とは住まいのことで、追懐とは過ぎ去ったことを思い出して懐かしむことです。
家にはそこに住んでいた又は住んでいる人々の人生のドラマが時間の襞のように蓄積されていて、それが建物の表情に表れています。
そしてその個々が集まり寄り添うことで街が形成されている様子を表現してみました。」 とのことでした。
総重量４０ｋｇの大作でなんと卒業生２０名の中、５名に与えられた研究室賞を見事頂きました！素晴らしいですね！
彼はこれからどんな作品を作っていくのでしょうか。
どんな人生を歩んでいくのでしょうか。
とても楽しみです。
いくつになっても学びたいと思う気持ちを持ち続ける。
そんないい歳の重ね方を自分もしていきたいと思いました。