カペラ京都

まちの文脈と重なり合う風景が織りなす静謐な空間体験

建仁寺に隣接し、祇園や鴨川にも近い京都・東山の宮川町地区に位置する「カペラ京都」は、旧新道小学校跡地に誕生した同ブランド日本初進出のラグジュアリーホテルである。インテリアデザインを手がけたBREWIN DESIGN OFFICE(ブリューインデザインオフィス)は、奥へ進むほど景色や光が繊細に移ろう京都特有の空間体験を手掛かりに、都市の文脈や風景を内部へ取り込みながら、歩みとともに表情が深まり、静かな奥行きを感じる空間を目指した。 私たちはローカルデザイナーとして、その意図や思想を実空間へ丁寧に"翻訳"した。全89室の客室と、ロビーラウンジ、レストラン、スパ、宴会場などの共用エリアは、それぞれ異なる個性を持ちながらも、無垢材や石、陶器、和紙といった時とともに深みを増す素材や京都の情景を想起させる設えがさりげなく息づき、空間全体にやわらかな連続性をもたらしている。

竣工年
2025.9
所在地
京都市東山区
敷地面積
4,015㎡
延べ面積
15,688㎡
用途
ホテル
階数
B2F/4F
構造
RC
備考
PM:日建設計、本体設計・監理:大建設計、デザイン監修:隈研吾建築都市設計事務所、内装設計・監理:入江三宅設計事務所、内装デザイン:Brewin Design Office(ブリューインデザインオフィス)、照明計画:ライティングプランナーズアソシエイツ、FFE:クロスリンク、サイン:びこう社、アートワーク:ランドスケーププロダクツ

写真:ナカサアンドパートナーズ