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和の要素がまったくない我が家に何気なく置いてある火鉢。長い間、庭にほっておかれた祖母のものを拾って早1年、すっかり定着して、その珍しさ、懐かしさに訪問者からも人気を集めています。もちろん、最近の暖房器具のように部屋全体を温める事はできませんが、おもちを焼いたり、おつまみを炙ったり、冬には大活躍。火をくべると自然に人が火鉢を囲み、暖をとりながら楽しい時間を過ごすことができます。室内で炭を燃やすという事に懸念を抱く人も少なくはないと思いますが、換気と後始末をしっかりしていれば大丈夫。寒い夜、火鉢の中で炭がぱちぱちとはぜる音を聞いていると日本の冬の情緒、風情を感じずにはいられません。
ちなみに...茶道にはぱちぱちとはぜない、くぬぎの上品な炭が使われます。菊炭と呼ばれる、輪切りにした切り口が菊の花のような炭はまさに日本の美といえるでしょう。
はぜる-【爆ぜる】 はじけて、ひらく、やぶける
まりあちゃん