中央区築地、平成通と松屋通りに面した敷地におけるオフィスビルの計画である。本件は三菱地所が展開している「集まって働く場所」というコンセプトのコンパクトオフィス「CIRCLES」に、たくさんの要素を加えた「CIRCLES+」シリーズの賃貸オフィスである。周辺では大規模な再開発が計画され大きく姿を変えようとしている街の中で、築地の歴史を継承するデザインを目指した。2面道路に面した角地の立地を活かした交差点に向かうカーテンウォールと、スクエアなガラスの連続は、かつて劇場が栄え、街にの幟がならび揺らめいていた景色を表現している。内装にも「匠の技」が感じられるような縦格子や左官の仕上げを採用した。また事業性向上のためレンタブル比を最大化を目指し、各階に設備バルコニーを設け、それが避難経路を兼ねる計画とすることで共用部をコンパクトにし、貸し床面積を最大限確保した。