本計画は、先に開通した環状二号線、通称「新虎通り」沿いに建つ、オフィスビルである。東京都は環状二号線沿道の開発を促進する地区計画を定めており、多様な機能を備えたにぎわいにあふれた国際性豊かな交流ゾーンを形成することを目標としている。本件はこの地区計画による容積割増制度を活用する第一号案件である。 外観高層デザインは透明感のあるシンプルな箱体に大名縞を模した竪フィンを配し、上昇感を強調するファサードとした。外観低層部分は木質系やセラミック系の温かみのある素材を多く用いており、地区計画が求める沿道のにぎわいやうるおいを演出し、建物の個性となると共にテナントの個性ともなるようなマテリアルでデザインをしている。
所在地 |
東京都港区 |
---|---|
敷地面積 |
382㎡ |
延床面積 | 3,458㎡ |
用途 |
事務所・店舗 |
構造 | S |
階数 | 12F |
竣工年 |
2016年 |
備考 |
環状二号線新橋・虎ノ門地区地区計画 写真撮影:studio BAUHAUS |