メニュー

footer logo

header en offheader ch off

header en offheader ch off

V放映、大仏免震

カテゴリ: 建築デザイン 作成日:2011年10月31日(月)

9月なかば、TV朝日の製作会社から「クイズ雑学王3時間スペシャル」で出題の取材を受けました。この番組はご覧になった方も多いと思いますが、今回は時節柄震災等の特集としてその雑学度を競うものです。当社に依頼されたのは「昭和35年に施された鎌倉大仏の免震」についての設問と解説でした。ディレクター氏は文化庁や鎌倉高徳院での下調べも済ませかなり博識。広報担当としてはとりあえず取材に応じました。

 

あさひ山展望公園物語―「街づくり」は「待ちづくり」―

カテゴリ: 建築デザイン 作成日:2011年09月09日(金)

110909 1

これは、その時まではその日が歴史に残る衝撃の日になるとは誰も思っていなかった3月11日の朝に、埼玉県飯能市内のローカル紙が『あさひ山展望公園』がまもなく開園すること伝えた記事です。この公園は、飯能市南部で「ビッグヒルズ」と総称されるUR都市機構施行の開発三地区の一つ、南台第二地区の中にありますが、機構の前身の公団時代に関わった公園誕生前史を紹介しましょう。

 南台第二地区が事業準備段階の20年も前の話ですが、地図に「朝日山」という名称と標高が記された地区内に盲腸のように張り出した小さな独立峰のような山があり、その山を残すか否かが議論になっていました。「山をカットして平坦地を増やし使い勝手の良い公園に!」vs[見晴らしの良い山を残して自分の住むまちを眺める丘の公園!] 前者の意見が優勢で、「朝日山」を残すためには、何か『永遠に残る理由づけ』が必要でしたが、地形図を眺めるうちに、入間川を挟んで対峙する天覧山・多峯主山と龍涯山・朝日山―四つの山を廻るハイキングルートを思いつき、当時万博をはじめ数々のビッグイベントを手がけておられた南條道昌さんに相談しました。

 

IMAアーカイブ-2(1986年編)

カテゴリ: 建築デザイン 作成日:2011年06月23日(木)

 

久しぶりに「IMAアーカイブ」を。今回は「弊社の顔」、M氏にインタビューします。1986年に竣工したアークヒルズについて語っていただきました。

Q1:M氏と言うと「アークヒルズ」からスタートされた印象があります。弊社にとっても初めての大規模な再開発だったと思いますが、どのような苦労がありましたか。
全然知らないんだなあ。僕がアークヒルズを担当したのは現場だけなんだよ。だから設計段階に関しては全然知らないんだよね。

えっ、そうなんですか!企画が流れそうなんですが…。気を取り直して進めます。まずは苦労話からお願いします。(笑)現場はどのような感じでしたか。

限られた時間内で施主、施工者、他の設計者との調整をしていたから本当に大変だったよ。とにかく変更が多くてかなりの時間を設計変更に費やしたね。設計段階の詳細図はほとんど使い物にならなかった。設計しながら作っていたという感じだったよ。

Q2:現場ではどういう担当でしたか。

僕は高層部の内装担当だったから、建具や内装材の納まりは特に気を使ったね。主だった建具の納まりは今でも覚えているよ。

Q3:アークヒルズで最も気に入っているところはどこですか。

僕はアークヒルズを「仕立ての良いオーソドックスなジャケット」だと思っているんだ。当時はポストモダン全盛期だったけれど、この建物には派手さはなく非常にシンプルだよね。今ポストモダンの建物を見ると古さを感じてしまうけれど、アークヒルズにはそうした古さは感じないと思うんだ。そうした「時を経ても古びない上質さ」が気に入っているんだ。
そして当時は小さかったみどりも大きくなり周辺環境が整ってきて、足元は居心地の良いヒューマンスケールな「街」になっていることも上質さを加えていると思うね。

 

今様倉庫建築

カテゴリ: 建築デザイン 作成日:2010年06月21日(月)

100618 1

100618 2
我々の事務所では多くのジャンルの建築を手がけています。

 

中でも倉庫は合理性、機能性を最も求められる建物のプロトタイプです。昔から穀物や宝物などを収めるための重要な役割を持ち、その荷物を風雨や外敵から守り安全に保管するための建物です。そのための工夫が建物の特徴となっていました。

 

弥生時代の高床式倉庫は穀物を蓄えるための倉として用いられ、風雨害虫から守るために高床式となっており、周囲の建物からすればランドマークのように見えたことでしょう。
正倉院は奈良・平安時代中央・地方の官庁や大寺の重要物品を納める倉院として建てられました。木材を積み重ねた壁(校倉造り)は木の乾燥収縮を利用した調湿効果があったとも言われており、際立った存在感があったと思います。

「建物も 街も味わう 視察行」

カテゴリ: 建築デザイン 作成日:2009年12月21日(月)

 

091217 1

091217 2
当事務所では、設計した建物が竣工した際、若手を中心に見学行き、次の設計に生かしていくという良き伝統が続いています。ただ、都内や国内の建物ならともかく、海外の建物となるとそう簡単にはいきません。このたび、昨年竣工した上海の超高層「上海環球金融中心」を是非見学したいという声があがり、有志をつのり格安ツアーを選んで行ってきました。今日はその報告の第一弾です。中国東方航空機で上海浦東空港に着いた一行18名。外灘のホテルにチェックイン後、直ちに浦東地区の超高層エリアへ。そこは未来都市さながらの景観で、その中でもひときわ高い建物が本日の目的地です。

鉄筋とコンクリート 奇跡の組み合わせ

カテゴリ: 建築デザイン 作成日:2009年07月14日(火)

 

090701 chiba

学生時代にある教授がとても熱心に語ってくれた鉄筋コンクリートにまつわるお話を紹介したいと思います。

鉄筋コンクリートとは鉄筋とコンクリート(セメントと砂利等を混ぜたもの)のことであり、私たちの事務所でも数多くの鉄筋コンクリート造建物の設計を行ってきております。

コンクリートの主成分であるセメントの歴史は古く、紀元前の頃から利用されてきましが、鉄筋コンクリートが歴史に出てきたのは19世紀後半頃で、レンガや木に比べると新参者の構造体なのです。ちなみにヨーロッパの植木職人がセメントで植木鉢を作る際、針金で補強したのが鉄筋コンクリートの最初と言われている。

そんな新参者の鉄筋コンクリートが主要な構造形式になった要因は扱いやすさもさることながら、コンクリートと鉄筋の相性の良さにあると教授はおっしゃっていました。

「もともとコンクリートは圧縮力には強いが引張力に弱い特性があり、鉄筋は引張力に強いが圧縮力を受けるとすぐに曲がってしまう。それぞれの弱点を鉄筋とコンクリート組み合わせることで相互補完しているのです。」

「通常なら異なる材料を組み合わせた場合、性質の違いで上手くいかない場合が多いのですが、鉄筋とコンクリートは熱膨張率がほぼ等しいため、組み合わせることが可能となっているのです。」

「さらに、この組み合わせは錆びやすい鉄筋をアルカリ性のセメントで覆うことになるため防錆効果が得られているのです。」「こんなにも相性の良い鉄筋コンクリートは奇跡の組み合わせであり、これを考えた人は天才です」

この話を聞く前、私にとって鉄筋とコンクリートの組み合わせは当たり前でしたが、こんなにも凄い組み合わせだと知り、鉄筋コンクリートが特別なもののように感じてしまいました。

皆さんの身の回りの当たり前の組み合わせが実は凄いものだったりするかもしれませんよ。

(ling)

新作品集 “編集中”

カテゴリ: 建築デザイン 作成日:2009年06月14日(日)

090601
設計事務所の顔は「作品集」。2004年から5年ぶりの大改訂です。
今回は60年記念誌を出した後なので、建物の分野ごとに最新作とアーカイブを織り交ぜて編集しました。全体テーマは 「建築に未来 都市に歴史」。 作り続けてきた作品が、街の歴史を刻み続けている様子を表しました。この編集記を「一句」に託してご披露します。

K君が覗いた建築(現場見学会)

カテゴリ: 建築デザイン 作成日:2009年06月14日(日)

090507 1

弊社では設計監理した建物が竣工した時には、可能な限り社内見学会を行っています。
先日竣工したオフィスビルでも施主のご厚意により現場見学会を行いました。

多くの参加者の中には昨年入社したK君もいました。今回はそのK君に直撃インタビューしました。
K君は工事中にも一度現地を訪れて現場を見学しています。そのために工事の状況を幾分理解している様子でした。

IMアーカイブ(1995年編)

カテゴリ: 建築デザイン 作成日:2009年03月14日(土)

「IMアーカイブ」と名付けて入江三宅のこれまでを振り返ってみたいと思います。 今回は1977年(昭和52年)に入社したU部長にインタビューしました。


Q1:入社以来、最も印象に残った出来事は何でしょうか。
1995年1月14日阪神淡路大震災の際、私が担当し、同期のO部長が構造設計した神戸三宮の大規模事務所ビルがその震源地にあったことです。その日の早朝、自宅で軽い揺れを感じ(高層マンションに住んでいたので)、急いでテレビをつけたもののテロップばかり。現地の状況がわからぬまま、当時現場を担当していたお台場に出社しました。阪神方面との連絡がとれず、被災状況もわからずやきもきしていました。2,3日して、テレビに大阪方面の臨時バスの発着所として放映されたとき、背後に映った建物が私たちが設計したビル。そのビルの無事な姿を確認したときは思わず涙が出ました。

美味しい建築

カテゴリ: 建築デザイン 作成日:2009年01月14日(水)

090122 1
今回はワインと建築のお話です。ここ数年来、欧米のワイン生産地域では、著名建築家がワイナリー建築を手がける例が散見されるようになってきました。コンセプトはいたって明瞭簡潔、ホテルを経営するワイナリーの畑まで直接行って豊かな自然ときれいな空気の中美味しい料理とワインを愉しみ、スパなども体験できてしまうというもの。今回はそのうちのひとつ、私が以前訪れたオーストリアに建つスティーブン・ホール(Steven Holl)設計のロイジウムホテル(Loisium Hotel)を紹介します。